Aetinaは21日、エントリーレベルのエッジAI およびロボティクス向けの新基準を設定したJetson Orin（TM） Nanoシステムオンモジュール（SOM）を搭載した、近く発売されるNVIDIA（R）JetsonベースのエッジAIコンピューターを発表した。これは、NVIDIA GTCで発表されていた。

Aetina DeviceEdgeファミリーの一部である新しいNVIDIA Jetsonベースのエッジコンピューティングデバイスは、組み込みコンピューターとスタンドアローンコンピューターの両方として使用可能である。これらのデバイスは、複数のタイプのI/Oコネクターを念頭に置いて設計されており、MIPI、USB、IPカメラなどのさまざまなセンサーと互換性がある。エッジAIコンピューターは、ストレージ、無線通信、帯域外リモート管理モジュールなどのハードウエアコンポーネントをサポートするための数種類の拡張スロットも備えている。

近日発売されるAetinaのJetsonベースのエッジAIコンピューターには、AIB-SO21、AIE-KO21、AIB-MO22、AIE-KO22の4つのモデルがある。すべてのモデルは、12－24V DCの幅広い電源入力範囲を備え、128GB M.2 2242 NVME SSDをサポートし、幅広い動作温度範囲を提供し、オペレーティングシステムがクラッシュした場合のデータの回復とバックアップが可能である。これらのモデルの違いは、AIB-SO21とAIE-KO21はM.2 E-Key 2230 スロットとRJ-45 GbEポートを想定して設計されているのに対し、AIB-MO22とAIE-KO2 は1 x B-Key／1 x E-Key/1 x M-Keyスロット、1 x RJ-45 GbE ポート、1 x RJ45 2.5GbE ポートを想定して設計されていることである。I/Oコネクターと拡張スロットにより、さまざまな周辺機器との高い互換性を備えた4つのモデルは、ほとんどのAIシステムに簡単に統合され、エッジで画像およびビデオデータを処理できる。

さらに、Aetinaは、世界中で NVIDIA Jetson Orinプラットフォームを支援する大きな勢いに基づいて生産を継続していく。これには、NVIDIA Jetson AGX Orinを搭載したAetinaのDeviceEdgeファミリーの他の新しいメンバーと、NVIDIA Orin NXをサポートする将来のJetsonベースのエッジAIコンピューターが含まれる。

NVIDIA パートナーネットワークのエリートメンバーであるAetinaは、NVIDIA JetsonをサポートするさまざまなエッジAIコンピューターを提供している。これには、特定のアプリケーションに対する世界のパートナーやクライアントのニーズに基づいて、さまざまなI/O コネクターと拡張スロットをカスタマイズした組み合わせが含まれている。信頼性の高いこれらのJetsonベースのAIコンピューターを使用して、Aetinaは、パートナーとクライアントがさまざまなエッジAI、ロボティクス、AIoT、組み込みソリューションを開発し、スマートシティー、スマートファクトリー、スマートヘルスケア、スマートリテールでこれらのコンピューターにアプリケーションを展開しスケールすることを支援している。

GTCでは、米太平洋夏時間2022年9月20日（火曜日）午前10時から開催の「The NVIDIA Jetson Roadmap for Edge AI and Robotics」セッションで、新しいOrin Nanoなど、Jetson Orinプラットフォームに関する詳細を知っていただきたい。このセッションはその後、オンデマンドで閲覧可能。